モノ消費からコト消費に需要は変化し、所有から体験に価値観も変わる中、プロダクト開発の中で占めるユーザー体験(UX)の位置付けも大きく変わりつつあります。今回はUXを専門とする立場から、プロダクトマネージャーに役割を移した2名に登壇頂き、UXの視点からプロダクトマネジメントを語って頂きます。
その中でも特に、倫理や社会的責任にスポット当てます。Apple Watch に搭載された月経管理機能や昨今のスマホ決済サービスに代表されるように、ユーザーの生活や人生に直結し、かつプライバシーの課題に発展しうるプロダクトはこれまで以上に増え続けています。それはつまり、それだけ事業者の責任が重くなってきているという現れでもあります。正解が無い世界において、何を正しいと考えるのか。そこには倫理観と社会的責任が必要です。社会に受け入れられるプロダクトを開発する際に、合わせて必要となるこの倫理と責任ついてこのセッションでは議論します。
登壇者プロフィール
大手ウェブサービス会社、デザイン会社にて多くのUX改善や新規事業の立ち上げ、IT戦略に基づいたサービスの中長期戦略の立案から実行を担当。Pivotal Labs Tokyoに転職後は、プロダクトマネージャーとしてクライアントと一体となったLeanXPの思想に基づいたプロダクト開発を実践中。監訳書として『Lean UXーリーン思考によるユーザエクスペリエンス・デザイン(オライリー・ジャパン)』などがある。趣味はラグビー解説とアニメ評論。登壇者プロフィール
デジタルコンテンツの開発歴26年、プロダクトマネージャー歴9年。頓智ドット株式会社にてセカイカメラ/tabの開発、フリービット株式会社にてMVNOフリービットモバイル(現トーンモバイル)の立ち上げに参加。その後プロダクト開発及びUXデザイン支援事業を立ち上げ、電通、凸版印刷、ソフトバンク、大手自動車メーカー等の製品開発を支援。HI学会最優秀プレゼンテーション賞、App Store Best app、グッドデザイン賞など受賞多数。AI、IoTについての著書複数。博士(政策・メディア)。